bikki

雑感 ある36歳の日常

もうこの歳になると日常に変化がそれほどない。いや、変化がないというよりは、けっこうまわりではいろんなことが起きているものの鈍感になっているというか、ちょっとやそっとのことでは「変化」を感じなくなってきているのだろう。会社員。会社の休日は、…

雑感 食事、映画

年が明けてからけっこう急激に仕事が集中してしまって、一時的に自炊から遠のいている(この週末は3連休でひさびさにできているのだが、来週もたいして早くは帰られないだろう)。仕事で遅くなるときは、早めにコンビニで夕飯を買って夜遅くに食べないようにし…

雑感 ランと糖質と映画と

ひさびさに長めの距離30kmを走った。ラスト5kmくらいでやや心拍が上がりだしたものの脚が終わるようなこともなく気分は上々。ラスト1kmの登りからのスプリントもできたので状態は悪くない。去年の末にランのフォームを客観的に診察してもらって以降、調子が…

雑感 西部邁氏 追悼

評論家の西部邁氏が亡くなったということで、少なからぬショックを受けている。遺書があったということから多摩川で自殺とみられるという。いつもランニングをしているあたりだ。オルテガの『大衆の反逆』を読んだのは、西部氏がきっかけだった。自殺は寂し…

150521_日記

30代前半〜中頃に位置するワタクシは、いわゆる世間的には「まだまだ若い」といわれる(であろう)年齢と思いますが、精神的には最近ひどく退行している気がしてなりません。「退行」と書きましたが、単純に幼い精神状態へ戻っているとか、あるいは反対に老い…

150512_日記

久々にこういう記事を書きます。日記、エッセイ的なやつです。ブログってやつは、「ほぼ読まれないけど、だれかに読んでほしい」、そういう力なき凡夫の便所の落書きみたいなもんですが、やっぱり、最近疎かにしてきただけに、だれかになにかを伝えようとす…

所有ということ

あまりまだ突き詰めては考えられてはいないんだけど、近ごろは、よく「所有」ということを意識させられる場面が多いような気がします。例えば広い意味での性愛とか音楽のメディアとか、そういうところで、物理的にものをもっているということ、より厳密にい…

「びっき」2012年3月号〜自分にとって「ほんとうにたいせつなこと」とは〜

最近はあらためて自分の価値観とか、生き方とか、そういうたぐいのハナシに思いを巡らす時間が多くなった(ほかのことに集中できない)。齢30歳にして、いまだにウダウダこんなふうに逡巡しているあたりが、己のダメっぷりを表しているが、齢を重ねれば重ねる…

びっき2012年2月号〜自分のことは他人がいちばんよく知っている〜

ぜんたいのバランスをとろうとすればするほど、ささいなつじつまや帳尻をあわせるために必死になって、けっきょく決壊してしまう。人類の壮大な実験である、社会主義が失敗したように(不健全な部分を構造的にはらんでしまう資本主義は、ある意味「健全」とい…

びっき2012年1月号(読書記録にあわせて)

どくとるマンボウ昆虫記 (新潮文庫)作者: 北杜夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1966/06/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (13件) を見るムシのたぐいは幼少の頃から好きですが、やはり身体だけでもおとなになると、目線が高…

びっき 2011年9月号

だいぶ涼しくなりましたね。都内の公園の芝生で、体育座りでぼーっとしたい気分です。高校時代の部活の帰り道、日が長い季節に練習で疲れたカラダでフラフラ自転車をこぐとき(そう、ぼくらは西日に向かって帰っていた)、「永遠にこの瞬間が続けばイイな」と…

びっき 2011年8月号

雨ですね。気温も快適。暑くもなく寒くもない雨の日は、じつは一年のうちそんなになくて、けっこう貴重なのかもしれない。風もなく、窓を開けても雨が入ってこないので、その気配をじっくり楽しむことができる。アブラゼミのカナキリ声につかれたこの耳には…