わりとちゃんとランニングをやっていると靴はかなりの消耗品で、500kmの走行で1足の寿命がくるとして年間2,000km走れば4足つぶすことになる(じっさいは数足で使いまわすので1年に4足まるまるつぶすわけではない)。ランシューズとしての寿命が来れば(デザイン…

基本的に集中力がないタイプなので、たまに読書も掛け持ちする。2冊ていどの掛け持ちが多いが、今は3冊。どいつもこいつも読みたくてしょうがない状態ならいいのだが、今回の3冊はちょっとどれも弱い。文学とエッセイと、翻訳のエッセイ(？)的な。最後のやつ…

地下室の手記 (新潮文庫)作者: ドストエフスキー,江川卓出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1970/01/01メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 65回この商品を含むブログ (152件) を見る「カラマーゾフ」にひき続き再読。この本そのものというよりは、この後に続く…

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち作者: 田中圭一出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2017/01/19メディア: 単行本この商品を含むブログ (22件) を見る躁うつを繰り返す一切皆苦のわが生において、先人の経験とそれにもとづく知恵に負うところは大きい。

関東の夏はこもるような抜けない暑さだから、家で火を使う気がまったく起きない(ちなみにエアコンは夏も冬も極力使わない派だ)。したがって夏は自炊する気など起きない。この秋から、ひとの影響を受けたりしたこともあって、わりとちゃんと自炊をしている。…

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)作者: ドストエフスキー,原卓也出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1978/07/20メディア: 文庫購入: 43人 クリック: 1,142回この商品を含むブログ (316件) を見るカラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)作者: ドストエフスキー…

ウルトラマラソンの「ウルトラ」の定義は、フルマラソン以上の距離、ということらしい。今年は６月の岩手のウルトラマラソン(ロード)にエントリしていたのだが、自然災害によってコースの安全を確保できなくなり、中止になってしまった。「ウルトラ」という…

戯作三昧・一塊の土 (新潮文庫)作者: 芥川龍之介出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1983/11メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (12件) を見る

羅生門・鼻 (新潮文庫)作者: 芥川龍之介出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 38回この商品を含むブログ (91件) を見る「鼻」には思い出があって、高校時代に密かに心を寄せていた女子が、担任が作るクラス報に感想文を…

蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)作者: 芥川龍之介出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1968/11/19メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 67回この商品を含むブログ (129件) を見る

奉教人の死 (新潮文庫)作者: 芥川龍之介出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2001/09メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (23件) を見る芥川龍之介の「切支丹物」を集めたもの。大人になって読む芥川作品の感想は、単純に「かっこいい」。過度にな…

定本 黒部の山賊 アルプスの怪作者: 伊藤正一出版社/メーカー: 山と渓谷社発売日: 2014/02/22メディア: 単行本（ソフトカバー）この商品を含むブログ (8件) を見る前から読もうと思っていたところ、プレゼントしてもらうことができた。こういう当然教科書に…

地獄変・偸盗 (新潮文庫)作者: 芥川龍之介出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1968/11/19メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 30回この商品を含むブログ (53件) を見る「地獄変」は、一般的には芸術と道徳・倫理の相克ということだが、どちらも人間の欲ではある…

河童・或阿呆の一生 (新潮文庫)作者: 芥川龍之介出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1968/12/15メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 34回この商品を含むブログ (83件) を見る再読。まったく記憶になかったが、「河童」の舞台は上高地だった！10月の登山で河童に…

ろまん燈籠 (新潮文庫)作者: 太宰治出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1983/03/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (40件) を見る再読。前回読んだことをほぼ覚えていない。若い頃読んでも思うことのなかった感想だが、太宰治はか…

五分後の世界 (幻冬舎文庫)作者: 村上龍出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 1997/04/01メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 137回この商品を含むブログ (149件) を見る村上龍はほとんど読んだことのない作家だ。たぶん『限りなく透明に近いブルー』だけ。テレビ…

生きる理由を探してる人へ (角川新書)作者: 大谷ノブ彦,平野啓一郎出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2016/10/10メディア: 新書この商品を含むブログ (3件) を見るちょっと内容として雑談というか、あまり突き詰められておらず浅い印象。平野氏の一連の「分…

白鯨 モービィ・ディック 下 (講談社文芸文庫)作者: ハーマン・メルヴィル,千石英世出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/06/09メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (26件) を見る上巻に続き。仕事に心を持って行かれていたので、だ…

廃プラスチックの問題は深刻だ。かなり前から言われていたのに、見ないようにしていた。中国が輸入を禁止した今(日本が輸出していた事実を知らなかった)、世間的にも自分でもあらためてクローズアップされる。できるだけ使わない生活が目標。汚れたプラスチ…

白鯨 モービィ・ディック 上 (講談社文芸文庫)作者: ハーマン・メルヴィル,千石英世出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/05/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (28件) を見る『白鯨』は前に新潮文庫の田中訳を読んでいて、次は…

内村鑑三 悲しみの使徒 (岩波新書)作者: 若松英輔出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2018/01/20メディア: 新書この商品を含むブログ (4件) を見る内村鑑三とその周辺、みたいな内容だし、キリスト教をめぐる用語だろうか、その使い方がいまいち初学者には理…

素晴らしきラジオ体操 (草思社文庫)作者: 高橋秀実出版社/メーカー: 草思社発売日: 2013/02/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見るこれも高野秀行の本でノンフィクションの良作として紹介されていたので読んでみました。ラジオ体操の起源から、…

小説の読み方、書き方、訳し方 (河出文庫)作者: 柴田元幸,高橋源一郎出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/04/05メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る対談本。両氏の選んだ、海外文学、日本文学のリストが出ているので、端から読んでみた…

世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR (角川文庫)作者: 内澤旬子出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2011/05/22メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 70回この商品を含むブログ (57件) を見るこの前に読んだ高野秀行の本に出ていたので読んでみた。イ…

間違う力 (角川新書)作者: 高野秀行出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2018/03/09メディア: 新書この商品を含むブログ (3件) を見るこういう生き方があること、こういう大人がいることに安心するというか、なにか救いに近いものを感じる。

F―落第生 (角川文庫)作者: 鷺沢萠出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1998/02メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (12件) を見る鷺沢萠の短編集。題名の「F」は５段階評価でいうところの「不可」ということみたいです。環境や周りの人…

旧約聖書 ヨブ記 (岩波文庫 青 801-4)作者: 関根正雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1971/06/16メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (45件) を見る普段読む本によく出てくるのでなんとなく内容は知っていたものの、直接は読んだ…

反復 (岩波文庫)作者: S.キルケゴール,Soren Kierkegaard,桝田啓三郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1983/06メディア: 文庫 クリック: 26回この商品を含むブログ (11件) を見る幾度となく読んでいるが、今回はものすごく久しぶりに読んだ。なんで読み返す…

一切皆苦すぎて、諸行無常すぎて、諸法無我すぎて、どうにもたまらない感じですがみなさんいかがお過ごしでしょうか。一時的なものかもしれないが、花粉症の症状がこの週末からだいぶラクになっている。そのおかげか、そのせいか、「よけいなこと」を考える…

葉桜の日 (新潮文庫)作者: 鷺沢萠出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1993/10メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (15件) を見る中編の「葉桜の日」と「果実の舟を川に流して」2編収録。単行本を読んだ。それぞれ「訳あり」の大人たちを青年の視…