ウマが合わない

いまの直属の上司とは、上司・部下の関係でかれこれ6年くらいの付き合いになるが、さいきん急激にウマが合わなく感じてきて困っている。それは以前から認識していたことではあるが、コロナで社がテレワークを導入し、ほかの同僚とのコミュニケーションが薄れていくなかでその上司との関係が相対的に先鋭化してしまっているせいだと思う。つまり「逃げ場」がない。

 

大学時代は寮生活で、自分も含め実に多様なキャラクターが存在していたので、ウマが合わないと感じてもそれぞれがそれぞれをおもしろがることができた。なので自分は異質なものに対する耐性はまあまああるとは思っていたのだが、実際は違ったわけだ。まあ、確かに学生同志のヨコの関係なんて、避けようと思えばなんとかなったし。いまはどんなに仕事で海外のスタッフとやりとりがあっても、よっぽど狭い世界で生きている気がする。

 

ダメ出しが過剰で追い詰めてくるとか、自分が正しいと思ったことは意見を聞くふりをして押し付けてくるとか、まあなんとか我慢できるが、「ウマが合わない」ってのはそもそも人間観や生きかたに対する考えかたの違いからくる。

 

その違いはどういうところに出るかというと、笑いのツボが根本的に違うとか(それ自体はどうでもいいが、日常のバカ話がふつうにできないとか致命的だ)、人のことを簡単に「バカ呼ばわり」するとか、矛盾した人間を愛せるかどうか、とか、そういうところに滲み出る。

 

今年はお互いの関係性と自分のメンタルが修復できないところまでいく前に、なんとか(あえて言うが)「逃げ道」を確保しようと思う。書くと書かない、実際に言葉にするとしないとでは行動に大きな違いが出るので、しっかり書いておこうと思った次第。