読書記録『誰も教えてくれなかったマラソン フォームの基本』(みやすのんき)ときょうのラン

仕事で走る気力までスポイルされて参っているのだが、なにもしないでいるわけにもいかないので座学。

みやすのんき氏のランニング関連本はすで数冊出版されていて、この本はそのランニングフォームに関する理論を実際のエリートランナーの写真で確認するという主旨。自分の場合はこれまで文章で読んで理解していた内容とそれほどズレはなかったが、氏の考える理想的なフォームがどんなものか理解するのをかなり助けてくれると思う。

 

疑問だったのは、ケイデンスは180spm以上でジョギングからスプリントまで一定。スピードはストライドで調整、とある部分(p.44)。自分は基本ダニエルズのEペースで180~185程度、スロージョグだとスピードにもよるが170、インターバルくらいのペースだと195にはなる。これは単純に速いペースの時にストライドを伸ばし切れていない(対空時間が短いとか接地が早いとかいろいろ要因はあると思うが)ということなのだろうか。確かにケイデンスが必要以上(?)に高いと心肺機能が追いつかないことは、スピード系のトレーニングをするようになってから感じていたことではある。とりあえずは股関節周りの可動域を大きくするエクササイズをして様子をみたいと思う。

 

自分はサブ3.5の市民ランナーだが、これからサブ3を目指すためには、単純にVO2MAXやLTでのランをひたすらこなすというよりは、効率的に速く走るための練習が必要だと考えている。年々加齢で体力が落ちていくわけだし。具体的にはまだやっていない上半身の筋力トレーニング、インターバル走などのスピード系トレーニング、身体の使いかたのブラッシュアップ、プライオメトリクス系のトレーニングなんかがあるだろう。

 

きょうは鶴見川で400m x 10本のインターバル。追い込むポイント練習の時は、よく終盤に腹にきて漏らしそうになり、(さすがに漏らすまで追い込むことはできないので)ちゃんと追い込むことができないということが起こる。きのうはアルコールを摂らなかったのだが……。食事してからもっと時間を空けるべきか。

 

さいきん、ロードのシューズはアルトラのエスカランテ・レーサーがお気に入り。ジョグもいいし、片足200gくらいと軽くアッパーのメッシュも硬く横ブレもないのでスピードトレーニングにもよい。ふつうのエスカランテはいいシューズだったが、自分にはソールもアッパーも柔らかい感じがした(アッパーが伸びやすいニットでなければソールはぜんぜん許容範囲)。強いて難点を上げるとすればレーサーのメッシュは粗くて冬は寒い。

 

あしたはたぶんミドル走。