communication

Tokyo Night Run 57km(コンクリート・ジャングル・トレイル ?)

小学校時代の同級生かつラン仲間のK氏に誘われ、UTMFのおよそ1ヶ月前に夜間走練習を決行。長い距離への慣れ、夜の走行など、ランそのもののトレーニングというよりも、似た状況を作ってシミュレーションという意味合いが強い。週の前半からカフェインを絶っ…

「デジタル・デバイド」再考 〜「in-dividual」としての「個」〜

「デジタル・デバイド」は大学生の頃(2000年代前半)、いわれていたことだと思う。簡単にいえばインターネットに接続しているひとたちと、接続しない(できない)ひとたちとの間に生まれる情報の格差。当時の論調では、確か接続しているひとたちが情報をもたざ…

電車でぼんやり考える、メールの自己防衛

いまの時代のコミュニケーション行為のかなりの部分を占める電子メールは、「文字」というものが、多様な数ある表現形式を構成しあるいは補完するいち部分に過ぎない、ということを忘れさせる。でも、人びとの(事務的な内容から感情の吐露に過ぎないものを含…

むかし「ファーブル昆虫記」という下ネタ一発芸を

風呂からあがり、湯船に腰かけ汗がひくのを待って、しばらく虚ろな宙を見つめて髪から落ちる水滴の残像をみとめたあと、図と地が逆転してへそに目がいく。くぼみに水が溜まっていて、心拍にあわせて水面がわずかな、しかし動的で生々しい律動をみせる。ふだ…

関係と時間と

(前回の続き)春のユーウツは実にいろいろなことを考えさせてくれる(精確にいえば、「考える」というよりむしろ「気分」に近いもの)。花粉のせいで積極的に外には出ないということもあって、狭い空間で長い時間を過ごすというユーウツには格好の物理的な条件…

雨露の恩

春という季節独特のフワフワする感じというのは、たとえば学生時代の新学期における人間関係の更新とか、「発情」というコトバに表現されるような動物の性的な高揚とか、グッとあがる気温だとか、日が長くなってきたなーとか、そんな気候の変化が誘因となる…