読書記録『浦上四番崩れ 明治政府のキリシタン弾圧』片岡弥吉

 

江戸末期〜明治にかけてのキリスト教徒弾圧について書かれた本。捕縛から棄教の圧力、拷問、島流し、外圧に対応するかたちで取られた「解放」。当時の浦上のキリシタンたちが、島流しを「旅」と表現していたところに、宗教における精神世界の時空に対する認識が垣間見えて、人間の意志の美しさにグッとくるものがある。
 
いままでは通勤時に読書をしていたのだが、在宅勤務が増えると急激に読書量が減る。