読書記録『「読む」って、どんなこと?』(高橋源一郎)

 

 高橋源一郎が、小学生の教科書や、詩人や、小説家などの文章をひきながら「読む」ということを読者に伝えている本。各引用テキストについてテクニカルに読む、ということではなく、そのものが書かれた背景や登場人物の心象風景を感じながら、OJT的に「読みかた」について語る。

 

自分にとっては、SNSのタイムラインみたいに流れていくいまの世界において、「ちょっと立ち止まって感じる・考える」ことのたいせつさを指摘されたような気がした。