shi

Bo-ku,Wata-shi,O-re.

shi

最後の電車は闇に逃れ 雨上がりの河口は窒息 虫けらも住まいを追われ 鳴声は遠く前も後ろも 右も左も消息は絶え 名を失う失って 不思議なものだ 初めて存在が始まる時間を置き去りに ただ空間だけを吸い込む その都度 瞬間部屋の鍵をさし込む 名を獲得し あ…

ことばはめぐる

つい昔きいた、記憶のなかにある谷川俊太郎さんの詩を読みたくなり(本というメディアで手元に置きたくなり)、アマゾンで古本を購入。古本は基本的にきれいな状態のものを買いたいのですが、安いのがなかったりするばあい、総合的に考えて状態の比較的悪いも…

ある人間Aのためのデッサン

shi

ただその時々の感情に身を委ねることなく、いったんはアタマで受け止め、自分なりに理解し、常識や、周囲の空気をふまえたうえでものごとを判断していくことが、正しい人間の在り方だと思って生きてきた。それはたしかに正しい。あるひとは、こんな態度を「…