インターネットの亡霊

インターネットの情報は自分から探しに行くものだが、意識的に見ていないと誘導されているだけの状態に陥ってしまう。地図を片手に俯瞰して世界を見ていないと、自分が今どこにいるのか、わかるはずもない。からだはずっと「ここ」にいるから恐怖感はないが、実は思考や自我がどこかに出かけて行って帰ってこなくなってしまっているのではないか。

 

迷っているのに、自分がそのような状態にあることを認識できてない、というのは危険すぎる。生還できたとしても、それはただのラッキーであって、実はもう自分はどこかにいなくなってしまっていて、とり返しがつかなくなっている。

 

ぼくはどこにいるのか。