読書記録『魚影の群れ』(吉村昭)

魚影の群れ

魚影の群れ

吉村昭、動物がらみの短編集。解説でも触れられているが、主人公の男たちの「孤独感」にグッとくる。個人的には鵜匠の鵜と家族、コミュニティとの関係を描く『鵜』、似たような同様のテーマで津軽海峡でマグロを追う漁師の話である『魚影の群れ』は傑作と思う。