山レポート20130524(ヤビツ峠➡塔ノ岳➡鍋割山➡二俣➡大倉)

2012年の秋から始めた山歩きですが、記録的な意味も含めてレポートに(できるだけ)していこうと思う。

今回で3回目の丹沢。丹沢に足繁く通うのは、アクセスのしやすさ、コースの多彩さ、帰りに温泉に行こうと思えば鶴巻温泉あたりで立ち寄れるから。これらの長所はもちろん、ほかの登山者が多いというデメリットにもつながる。というわけで今回は有休をいただいて、念願の平日登山。

■日時
2013年5月24日(金)

■ルート(総距離15km程度(推定))
秦野駅(秦21、ヤビツ峠行きバス)➡(40分)
ヤビツ峠バス停(730m)
➡(80分)三ノ塔(1205m)
➡(70分)新大日(1340m)
➡(40分)塔ノ岳(1491m)
➡(55分)鍋割山(1273m)
➡(135分)大倉バス停(290m)
Total 380分(昼食を含まない)

■詳細
ヤビツ峠バス停➡三ノ塔
9:00スタート。ヤビツ峠行きのバスは平日朝は1本しかない。季節、天気、金曜日ということもあってか、秦野駅でのバス待ちの行列は長い。臨時便が増発され、バスは2台体制。予想していたよりもひとが多い。休日は悲惨と思われる。駅からヤビツ峠バス停までは35分程度。人混みを回避したければ、蓑毛で降りてヤビツまで歩いて登るという選択肢もある(1時間程度だと思うが、前回下った感じでは柏木林道はたいしておもしろみがない)。ヤビツ峠バス停は、自転車で登ってきたときと、見え方が違う。自転車は、自走で登るということもあってか「舗装路の延長」、バスは車高があるので峠を登っている時点からすでに視点が高く(つまり見えているものがいつもと違う)、非日常的な感覚をともなう。

ヤビツ峠バス停からは、富士見橋までしばらく(1.6km)車道を下る。富士見橋を左に入る。塔ノ岳まで6.2kmの表示。少し歩いて標識を右に入ると、急峻な登りのトレイルが始まる。バス停から各方面にばらけるので、登山者は少なく快適。すでに標高は高いので、たまに見える海側の眺望はよい。ツツジの花が落ちている。三ノ塔まで来ると、ようやくひとつのピークを迎えた印象で、小休止を挟む。

・三ノ塔➡塔ノ岳
三ノ塔から塔ノ岳まではおよそ4kmの道のり。烏尾山(1136m)、行者ヶ岳(1188m)、新大日(1340m)等のピークを越えて塔ノ岳(1491m)に至る、クサリ場、勾配のあるガレ場が続くこの日のハイライト。登り一辺倒、下り一辺倒よりも、登り下りの連続が体にこたえ、かつ緊張感が疲労を増幅させる。重い一眼レフカメラが邪魔に感じる(じっさい危険でもある)。木や岩肌をつかむことがあるので、次回はグローブも携帯したいと思った。塔ノ岳に着いた時点でかなりの疲労感を覚える。時間的には無理のないスケジュールを組んでいたので不安はなかったが、登りで脚が止まりそうになることもあり、山歩きの怖さを少し感じる。トレーニングが必要だ。昼食は新大日で湯を沸かし、ラーメンとおにぎり。

・塔ノ岳➡鍋割山➡二俣➡大倉バス停
塔ノ岳から南下し、金冷シを経て、鍋割山へ。去年歩いたときも感じたが、鍋割山稜はブナが清々しく、かつアップダウンが比較的少ないので心身ともに脚休めになる。気持ちが高ぶり、ついペースをあげてしまう(このハイテンションのせいで後々苦労する羽目になる)。前回もこの辺りだと思うが、シカがウロウロしている。鍋割山頂は、ひとも少なく快適。名物の鍋焼きうどんは、昼食をすでに摂っていたこともあり、今回は食べず。アレは暑いときより、寒い季節のほうがおいしいと思う。

鍋割からはひたすら下り。前に来たときの逆ルート。長い下りはやはり得意ではない。ふだんほとんど使わない筋肉を動員しているような気がする。とくに前方向に体が倒れないように支える大腿の前がわすべての筋肉が、激しく消耗する(これを書いている今、筋肉痛です)。慣れ、トレーニングも必要だし、できるだけ荷物を軽くする努力も必要だと感じる。二俣から大倉までの林道はユルい勾配だが、砂利が滑ったりして下りに疲れた脚にはこたえた。大倉バス停から渋沢駅まではすぐ。

これからも丹沢にはいろいろと学ばせていただきたい。次回はGPSでログをとってみよう。