読書記録『美しい星』(三島由紀夫)

美しい星 (新潮文庫)

美しい星 (新潮文庫)

放射能に怯える日本をミシマは予見していた!」というキャッチーな帯に釣られて読んだが、ぼくには「予見」というよりはふざけた冗談にしか読めなかった。読んでてニヤニヤしてしまう、悪夢のような悪い冗談。ブラックユーモアに溢れ、あまり気持ちのいいものではない。暁子(本人は自分のことを金星人と思っている)と金星人の男との交感とか、子どもには読ませたくないw