読書記録『マッハとニーチェ』(木田元)006-2017

簡単にいうと、19世紀末における思想状況を、哲学のニーチェと物理学のマッハ(音速の単位のひとです)とを中心に、その思想的近似性、時代の雰囲気、周囲の議論を交えながら、概観する内容。物理学・物理学史に疎いわたくしとしては、大量な情報に溺れて処理しきれなかった。木田元を読むときに、初学者は最初は避けたほうが良さげ。次はハイデガーの講義録に取り組んでみます。