読書記録『カラマーゾフの兄弟(上)』(ドストエフスキー)

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

かなりひさしぶりに再読。よくいわれているように、上巻最後に出てくるカラマーゾフ家次男イワンの叙事詩「大審問官」の項が強烈。イワンが僧である弟のアレクセイに、キリスト教的世界観への自身の批判的な姿勢を語る文脈。再読してよかった。