- 作者: 橋口倫介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1994/06/06
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 12回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
その宗教性、神秘性などから当時の世界では高い地位を占めていたテンプル騎士団は、最終的に異端審問にかけられ火刑に処される。筆者はその根拠を絶対主義王制とのバッティング(語弊があるが)に求めているが、それプラス当時の魔女狩りの雰囲気がそうさせたのかな、とか思ったりする。読後感としては、異端審問の項はもっと詳しく知りたいと思った(本書の目的では無いかもしれないが)。十字軍異端裁判のもっと細かい記録なんかを読んでみたい。