読書記録『ニーチェ入門』(竹田青嗣)009-2017

ニーチェ入門 (ちくま新書)

ニーチェ入門 (ちくま新書)

再読。導入部、ポストモダニズムにおいてニーチェが再評価されたあたりから入るあたりもそうだが、特に一冊の本として理解しやすいと思う。竹田青嗣氏はきっと、「親切な」人柄なのだろうと思ってしまう(親切じゃないからダメ、ということではないが)。これまで読んだどのニーチェ本でもそうだが、ニーチェは体系的なものを残しているわけではないので、それぞれの著者のパースペクティブからの解釈が、こういったたぐいの本の内容になる。それもまた楽しい。