読書記録『アクロイド殺し』(アガサ・クリスティー)

アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

ミステリーはほとんど読まないのですが、食わず嫌いはよくないと思い。ちょっとまえに帰省した際に、母親がいらないからともらった文庫をいまさら読了。

おれは推理しながら読まないので(先をあまり考えて読まない)、ミステリーの楽しい(正しい?)読み方ができないのだと思う。『名探偵コナン』とか『金田一少年の事件簿』とかも、それなりにおもしろいとは思うが、謎解きの爽快感とかほとんど感じない。どっちかというと、人物描写とかわりと即眼に見える方面に楽しみを覚えてしまうのかな。

そういった意味では『アクロイド殺し』は嫌いではない。とくに医者のシェパードと姉のキャロラインの掛け合いが好きだ。アクロイドを殺した犯人は…おれとしてはあまり考えなくともなんとなくわかってしまった。