読書記録『働きながら書く人の文章教室』(小関智弘)01-2018

働きながら書く人の文章教室 (岩波新書)

働きながら書く人の文章教室 (岩波新書)

自宅の本の整理をしていたら出てきたので再読(いちいち読んでいたら本の整理が全く進まないが)。

「文章教室」というよりは「働きながら書く人の」ということに重点が置かれている内容で、職業作家ではない「旋盤工・作家」であるところの筆者が、どのような視座でどのような対象を書いてきたが描かれる。具体的には、おもに東京の大森、羽田近辺の町工場で生き、働く人びととその周辺を描いてきたのだが、その過程で「働きながら書く」ことのもつ意義を語っている。

たまたまだが、バスの運転手をしながら詩を書く主人公が出てくる映画、「パターソン」を思い出した(アダム・ドライバー主演で、永瀬正敏も出ています)。