読書記録『ウイグル人に何が起きているのか 民族迫害の起源と現在』(福島香織)

 

アメリカが対中の外交カードとして使い始めてから、ようやく日本でも話にあがるようになってきた(主観です。まだ足りないのだろう)、新疆ウイグル自治区の人権侵害問題。ミャンマー軍による一般市民への弾圧と同じく、さすがに何も知らないではいられないかと。

 

数日前には日本の菅首相が米バイデン大統領と会談し、中国との緊張感がこれまでになく高まってきている。日本は中国に対する経済依存度も高く、かつ地理的にもほぼ最前線。簡単に割り切れる問題ではないが、近い将来極東に何かが起きるかと思うと、完全に他人事ではない。というか、まったくもって自分事だ。